アンティークPC

アンティークPCと言っても骨董品的なパソコンのことではありまあせん。
今でも充分使える古いパソコンを所有し、趣味と実益を兼ねてコツコツとカスタマイズして使用しているものをこの場を借りて紹介します。

NEC PC-9821 Xv20 (W30)

PC-9821シリーズは、日本電気(NEC)が1992年(平成4年)から2003年(平成15年)まで販売していたパーソナルコンピュータの俗称です。
PC-9801シリーズ・PC-9821シリーズは今でも根強い人気があり中古市場では数万円から数十万円で取り引きされているものもあります。
そんなPC-9821シリーズの一つ NEC PC-9821 Xv20 (W30) を紹介します。
※2023年9月10日現在(正面にUSBハブを増設しています)

基本仕様

・CPU
:Pentiumプロセッサ 200MHz
(内蔵キャッシュメモリ)
:16KB
・セカンドキャッシュメモリ
:256KB(最大512KB)
・ROM(Flash ROM)
:96KB(BIOS、N88-BASIC(86))・32KB(システムセットアップメニュー他)
・メインRAM
:31.6MB EDOメモリ ECC対応 最大:256MB
・ビデオRAM
:4MB テキスト、グラフィック、アクセラレータ表示用
・グラフィック表示
:640×400ドット(16色)、640×400/480ドット(256色)
・フロッピィディスク
:3.5インチフロッピィディスクドライブ(3モード対応×1)
・固定ディスク
:内蔵(約3GB)
・CD-ROM
:内蔵(8倍速)
・ネットワーク
:内蔵 100BASE-TX(10BASE-Tにも対応)、オンボードPCI接続/div>
・ファイルベイ
:3スロット ファイルベイ1に(CD-ROMドライブ実装済)
・拡張スロット
:汎用拡張スロット(Cバス)×4、PCIスロット×3
・スピーカー
:モノラルスピーカ内蔵/div>
・電源
:AC100V+-10%、50/60Hz・AC電源出力コンセント
・インストールOS
:Microsoft Windows 95 / Microsoft Windows 3.1 デュアルインストール
※ NEC PC-9821 Xv20 (W30) カタログより抜粋転載

現在仕様

・CPU
:AMD K6-Ⅱ 400MHz (Socket7) BUFFALO HK6-MS400-N2(HK6NV02-BA)
[Windows2000]
[Windows98SE]
※ AMD K6-ⅡのはずだがWindowsのシステムプロパティでは K6-Ⅲ ???
・メインRAM
:I-O DATA NE-ECC-32M*2T (32MB×4) 128MB
・内蔵ディスクベイ1
:---
・内蔵ディスクベイ2
:---
・前面ディスクベイ1
:DVD+-RW (BUFFALO DVM-H4244FB)
[Windows2000]
[Windows98SE]
・前面ディスクベイ2
:HDケース(中身は空、小物入れ?として利用)
・前面ディスクベイ3
:HDケース(中身は空、小物入れ?として利用)
・Cバス1
:SCSIボード NEC PC-9801-100
[Windows2000]
[Windows98SE]
・SCSI接続 ---> CANON CANSCAN300
[Windows2000]
[Windows98SE]
上記写真では CanoScan300 ではなく CANON IX3035B と認識されています
[Windows2000]
[Windows98SE]
・Cバス2
:-----
・Cバス3
:-----
・Cバス4
:-----
・PCIスロット1
:グラフィックアクセラレータ
Matrox Millennium MGA-MIL/2/NEC2 2MB
+ Matrox Millennium MGA-MIL/MOD2/OE 2MB = 4MB
[Windows2000]
[Windows98SE]
[Windows2000]
[Windows98SE]
・PCIスロット2
:UltraATAインターフェイスボード I-O DATA UIDE-98 UltraDMA/33
[Windows2000]
[Windows98SE]
変換名人 CFIDE-401IB + CFカード CF 200X 4.0GB
UIDE-98 UltraDMA/33 と CFカードを組み合わせることで転送速度を上げ小容量HDDを実現させました。
また、CFカードには駆動部がありませんので壊れ難く、もし壊れたとしても新品が手に入り易いという利点もあります。
実際に取り付けた画像です。
ちなみに今回使用した 200X の CFカードは、(1X は 150KBytes/秒なので 150KBytes/秒 x 200) 30000KBytes(30MBytes)/秒の転送速度となります。
[Windows2000]
[Windows98SE]
HD は SP004GBC FC200V10 と認識されています。
・PCIスロット3
:USB2.0インターフェイスボード BUFFALO IFC-PCI5U2
5ポート (外側=4ポート 内側=1ポート)
[Windows2000]
[Windows98SE]
・外側ポート1 = USBスクロールマウス
ELECOM M-Y4AURBK
上下スクロールができるようになり便利です。
・外側ポート2 = プリンタ(只今、物色中ですので今後UPします)
・外側ポート3 = -----
・外側ポート4 = -----
・内側ポート1 = USB2.0 4ポートハブ SIGMA HBHA4BK

インストールOS

・UIDE-98 master
:CFカード CF 200X 4.0GB(実質 3.8GB の内 2.0GB)
・Microsoft Windows 2000 Professional
:CFカード CF 200X 4.0GB(実質 3.8GB の内 1.8GB)
・Microsoft Windows 98 Second Edition

主要アプリケーション(Office等)

・Windows2000 Professional
:Microsoft Office 2000 Professional
・Word 2000
・Excel 2000
・Access 2000
・PowerPoint 2000
・Outlook 2000
・Publisher 2000
・IME 2000
:JUST SYStem Office 9
・一太郎9
・花子9
・三四郎9
・五郎9
・ATOK 12
・インターネットブーメラン
・Shuriken 2.0
・Sasuke
・Windows98 SE
:Microsoft Office 97 Professional
・Word 97
・Excel 97
・Access 97
・PowerPoint 97
・Outlook 97
・IME 97
※OSでIME 98 がインストールされているためIME 97 はインストールしていない
:Lotus Super Office 96
・1-2-3
・ワードプロ
・アプローチ
・フリーランス
・オーガナイザー
・スクリーンカム

ネットワーク

LANコネクター(100BASE-TX)がマザーボードに装着されていますが古いOSですのでセキュリティの問題で内部ネットワークのみ利用しています。
[Windows2000]
デスクトップ上の『マイ ネットワーク』を開きアドレス欄にサーバーのアドレスを入力し Enter
最初の接続時にはパスワード入力画面が表示されますのでユーザー名とパスワードを入力し OK をクリック
2回目以降は表示されません
開きたいアイコンをダブルクリック(ここでは share )
[Windows98SE]
デスクトップ上の『マイ ネットワーク』を開きアドレス欄にサーバーのアドレスを入力し Enter
開きたいアイコンをダブルクリック(ここでは share )