コンデンサ交換

所有するPC-9801FAのマザーボードには四級塩電解コンデンサと言うコンデンサが数多く使われています。
このコンデンサは電解液が漏れ出しマザーボードを腐食させることが有名です。
腐食が起こると“カレンダー・時計の設定ができない”、“PC98特有の「ピポ」音が鳴らない”等の不具合が発生します。
そこで、コンデンサを交換することにしました。
現在、マザーボードに付いている四級塩電解コンデンサと同規格の電解コンデンサを用意します。
もし、どうしても同規格の電解コンデンサを用意できない場合は多少大きいものなら大丈夫と知り合いの電気屋さんが言っていました。
多少と言うのがどれぐらいなのかが定かではありませんが、私の場合 10V-15μF --> 16V 22μF、50V-1.5μF --> 50V 2.2μF、6.3V-22μF --> 10V 22μF で代用しましたが今のところ問題無く稼働しています。
下の画像は取り外したコンデンサと新しく取り付けるコンデンサの画像です。
・取り外したコンデンサ
・新しく取り付けるコンデンサ
コツコツと取り外し・取り付けを繰り返し全ての四級塩電解コンデンサを取り換えたら電源を入れ約2日間放置します。
これはカレンダーや時計等が全てリセットされてしまっているので充電(?)を行うためです。
所有の PC-9801FA の場合は1日では時計が不安定で定まらず、安定するのに2日掛かりました。

コンデンサの極性

コンデンサには極性(+・-)があります。
下図はコンデンサを交換する前と後の写真です。
赤枠内が交換前、青枠内が交換後です。
新旧どちらのコンデンサも同じように色分けされています。
旧コンデンサの下部左側に白枠の中に(-)のマークが見えます。また、新コンデンサの左側にも白ラインが見えます。
この白側から出ている足をマザーボードに(-)に半田着けします。
マザーボード側の極性はコンデンサを半田着けする周りに白枠があり、そこに(+)マークが印刷されていますのでそちら側にコンデンサの(+)側の足を半田着けします。
上図では白枠の向かって右下に丸の中に(+)マークが印刷されていますのでこちら側が(+)になります。